ブックメーカーのオッズは日本国内の公営ギャンブル・競馬や競艇のオッズの付け方とは違い、ブックメーカー独自の方式でオッズが付けられております。そしてこのオッズは競馬や競艇と同じように時間と共に変動していきます。
ただ、ブックメーカーの場合は賭けた時のオッズが配当として反映されます。
でも例外もあります。
なんかちょっとややこしいですよね。笑
(実際は全然ややこしくないのですが。)
3分で読めます。
ブックメーカーのオッズは賭けた時のオッズが採用される
基本的には賭けた時点でのオッズが採用される
まずブックメーカーを遊ぶプレイヤーとして1番覚えておきたいことは、ブックメーカーでは賭けた時のオッズが採用(当たっ時の返金に反映)されるということ。
ブックメーカーでは賭けた時のオッズが採用される。
これは競馬・競輪・競艇など日本の公営ギャンブルを楽しんでいる方にとっては少々混乱するかもしれないですね。
競馬などでは当日の天候や馬体重、パドックでの様子などの影響でグッとオッズが下がったりすることもありますが、ブックメーカーだと買った時のオッズが採用されるのでその際には安心です☺️
締切直前でこんなにオッズが下がってたの!?マジ勘弁してくれよ💦
という心配もございません。
・・・もちろん逆もありますが笑
競馬・競艇などのSPでは最終的なオッズが採用される
ブックメーカーで競馬や競艇などを遊んでいるとオッズ欄に数字(オッズ)ではなく「SP」と表示されている場合があります。
こちらは浦和競馬・第3レースのオッズです。
オッズの隣にSPと書かれておりますね。
このSPに賭けた場合、馬券購入が締め切られた時点でのオッズが採用されます。
ちなみにSPとはStarting Placeの略。
(スタートした時点の場所という意味ですね。)
もし、
と予想する場合はこのSPで賭けてみるのもありかもしれませんね。
p.s.
僕は先日行われた2024高松宮記念に通常の賭けとSPを使って賭けてみました。
このレースはマッドクールが勝利したのですが、通常のオッズ(買った時のオッズが確定)とSPに100円ずつベット。
上が12.00倍。下が8.50倍。
まぁこんなこともありますよね!
ちなみに、高松宮記念のマッドクールJRA単勝オッズは9.6倍でした。
ブックメーカー競馬のやり方買い方&メリットデメリット!JRA賭け方
ブックメーカーと競馬・競輪などのオッズの付け方の違いとメリット・デメリット
ブックメーカーのオッズは専門業者(トレーダー)がつける
ブックメーカーのオッズは競馬や競輪・競艇などと違い、オッズをつける専門業者(トレーダー)が作ります。
オッズの付け方としては、、、
ブックメーカー側のオッズの付け方の基準
・過去のデータ
・チーム、選手のコンディション
・プレイヤーの賭け状況
・ブックメーカー側の利益
基本的にこの4つを計算し、オッズをつけていきます。
ですので日本の公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇など)とは違いブックメーカー側が損益を出す可能性もあるのです。
(日本の公営ギャンブルが損益を出さない理由は後ほど説明します。)
そして、おもしろいことに過去にブックメーカー側が大損益を出す事件が起こりました。
、、、そう、日本でも大きな話題となったレスターの奇跡。
イングランドプレミアリーグで岡崎慎司選手が所属していたレスターがなんと優勝を果たしたのです。マンチェスターU、マンチェスターC、トッテナム、リバプール、アーセナル、チェルシーら世界的なビッグクラブが混在する世界最高峰プレミアリーグで、田舎町の1チームでしかないレスターの優勝。これは世界に衝撃をもたらしました。
そしてプレミアリーグ開幕前にブックメーカー側が出していたレスター優勝オッズはなんと5001倍。とんでもないオッズが付けられていたのです。
5001年に1度レスターが優勝するかどうか・・・といったオッズです。笑
そんなオッズです。
世界中にプレイヤーを持つ流石のブックメーカーもこのレスター優勝では損益を出したそうです。
以下日本経済新聞より引用。
もちろん、彼らにはオッズをつくるための優れた情報収集能力があり、ノウハウがある。胴元というのは、どこの国でも決して損はしない仕組みになっているものだ。英国内でもブックメーカーといえば、人にギャンブルをけしかけ、その生き血を吸う悪魔のような存在ともいわれる。
ところが、今回のレスターの場合は逆に大出血を強いられる結果になった。
想像してほしい。例えば、あなたが事業主で、100円のもうけを得るために50万円のリスクを負う商売をしなければならないといわれたら、どう思うであろう。
そんなばかなリスクを負う商売なんてありえないと思うに違いない。
ところが、今回のレスターの5001倍の払い戻しは、まさしく50万円をエサに100円を得るという論理を英ブックメーカーが実践して起こったものなのである。
引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO02557140Q6A520C1000000/
競馬・競艇などはプレイヤーの賭け金によってオッズが決まる!
先ほども述べましたが、競馬・競艇などでは上記のようなことは起こりません。
なぜなら競馬・競艇などの日本の公営ギャンブルの場合は、プレイヤー(賭けた人)の全体の金額によって相対的にオッズが変動するからです。
相対的にオッズが決まるため、どの馬(舟・選手)が1着に来ても、どんなレース結果になっても払い戻しは同じ金額。胴元に入る金額も同じ金額になるように設定されております。
こちら高松宮記念の締切オッズ。
例えばオッズ締切前にルガルにもっとたくさんの人が賭けたとしましょう。
引用元:https://race.netkeiba.com/
ルガルのオッズは3.7倍ですが、もっとたくさんの人がルガルに賭けた場合、ルガルのオッズは3.7倍よりも下がります。それと同じく他の馬のオッズは相対的に上がります。
どの馬が来ても同じ配当金となるわけですね。
ブックメーカーのオッズは変動する理由
ブックメーカーのオッズも競馬・競艇と同じように変動します。
その理由としましては、先ほどのブックメーカーのオッズの決め方の「プレイヤーの賭け状況」「ブックメーカー側の利益」や「チーム、選手のコンディション」などの影響によるものです。
ブックメーカー側のオッズの付け方の基準
・過去のデータ
・チーム、選手のコンディション
・プレイヤーの賭け状況
・ブックメーカー側の利益
プレイヤーの賭け状況によってブックメーカー側も利益が出るようにオッズを調整するのは当然のことですよね。
ブックメーカーの方が基本的にオッズが良い理由
還元率(返金率)がブックメーカーの方が良い
ブックメーカーの方が基本的にオッズが良いです。
特にTOTO(WINNER)などではそのオッズ差が顕著に現れております。
【驚愕】ブックメーカーとスポーツくじWINNERオッズ比較!どっちが得なの?
その理由としましては、、、
そもそも日本国内の公営ギャンブルの還元率(返金率)が圧倒的に低いということが挙げられます。
日本国内にいると気づかないのですが、、、日本の公営ギャンブルの還元率ってかなり低く設定されているんですよね。💦
競馬・競艇 | 約70% |
---|---|
パチンコ | 約80% |
宝くじ | 45.7% |
サッカーくじ(TOTO/WINNER) | 49.6% |
ブックメーカー | 約95% |
そうなんです。
日本国内のギャンブルの還元率は総じて低い…( ;∀;)
競馬・競艇など日本の公営ギャンブルは収益の一部が国へ送られている
日本の公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇など)の還元率(返金率)が異様に低い理由の1つとしては、収益の10%~20%程度を国へ収めるように法律で決まっております。
下記はJRAの引用文です。
中央競馬はこれまで多くのお客様に支えていただきながら歩んでまいりました。昭和29年の設立以来、JRAでは、お客様にご購入いただいた勝馬投票券による売上げの一部を国庫納付金として国に納めています。
この国庫納付金の仕組みは、例えば、100円の勝馬投票券のうち、約75円はお客様への払戻金に充てられ、残りの約25円が控除されます。この約25円のうち、10円が国庫に納付されます。これが第1国庫納付金と呼ばれるものです。残りの約15円がJRAの運営に充てられ、これにより各事業年度において利益が生じた場合には、その額の2分の1がさらに国庫に納付されます。これが第2国庫納付金と呼ばれるものです。
この国庫納付金は国の一般財源に繰り入れられ、そのうちの4分の3が畜産振興に、4分の1が社会福祉に活用されています。
引用元:https://www.jra.go.jp/company/social/treasury/
ここでは10%がまず国庫に納付され、さらに利益が生じた場合その額のさらに1/2が国庫に納付されると書かれておりますね。その財源は3/4が畜産資源が、1/4が社会福祉に活用されると書かれております。
無事しっかりと畜産資源や社会福祉に活用されているとありがたいです。
以上!
ブックメーカーのオッズについて簡単にまとめてみました。
色々と話してきましたが、、、
ブックメーカーのオッズは変動するが、買った時のオッズが採用されるよ!
ということです!
買った時のオッズが採用されるから、購入すればあとは結果を信じて待つのみです!🙏w
あまり難しく考えずにお互いブックメーカーを楽しんでいきましょう☺️
コメント